飛べ!サルバドール

文化放送

2016年6月10日

吉田照美 飛べ!サルバドール 第834回 6月10日

【突撃!飛べサルトピックス】

今週は科学にまつわる大きなニュースがいくつかありました。

そこで、科学ニュースをまとめておさらい! 詳しい解説は、科学ジャーナリストの寺門和夫さんにお願いしました。

●「日本人が発見した新元素"ニホニウム"」って!?

ニホニウムは113番目の元素番号で、人工的に作ることはできたがなんと300兆回実験を行って成功は3回という大変難しいもの。さらに生成に成功したとしても寿命が1000分の2秒という一瞬で分解が起こる繊細な元素のため、どんなものなのかはまだわかっていないのが現状です。

他にも、「iPS細胞を使った網膜移植の手術が来年にも実現」や「クマに襲われる被害が相次いでいる」ニュースを解説して頂きました。

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そして、突撃レディの鈴木純子アナウンサーは、今日から始まった「つきじ獅子祭」へ。明日が本番ということで、自治体の方がお神輿の準備などを忙しなく行っていました。

 

【飛べサルギャラリー】

ゲストは、東京大学 生産技術研究所教授の沖大幹さんです。

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沖さんは水の学問・水文学の第一人者で、著書「水の未来 グローバルリスクと日本」など水に関する書籍を数多く執筆されています。

 

今年1月に世界経済フォーラムで公表された潜在的影響が大きいグローバルリスクとして、なんと3位に「水の危機」がランクイン。そこで、世界で起こっている水問題を解説していただきました。

「水の危機」を改善すると社会的にいいことがある?

全世界で水に困っている人は約9億人。女性と子供の仕事とされる水汲みを水環境を改善することで、就学率の改善や女性の社会進出につながる。

 

今後懸念される水の危機とは?

人口増加による水使用の増大。

豊かな生活に欠かせないのが水。人口が増えることで水不足が起こり、経済発展による汚水問題で水ストレスにさらされる。

 

水問題と国際紛争とは?

20世紀は石油を巡って紛争が起きたが、将来は水を巡って紛争が起きるといわれている。過去に起きた紛争では、かなり深刻なものとなった。

また、水リスクの管理が世界的に問われはじめており、管理が不十分な国や企業は投資を控える動きや企業ブランドの低下を招くこともある。

 

日本は水に困らない国であるが故に遠い問題だと思いがちですが、一度グローバルな視点で「水の危機」を考えてみると今後の生活も少しは変わるかもしれません。

 

【飛べサル名曲商店街】

スポ―ツ用品店を舞台にしたコントと、スポーツにまつわる曲をお届け!

お送りした曲は、ドラマ「ルーキーズ」の主題歌、GReeeeNで「キセキ」でした。

<<みなさんのお便りを募集中>>

商店街の思い出、街にやってきたミュージシャン、見に行ったコンサート、音楽エピソード、聴きたいリクエストなど何でもOKです。宛先は『saru@joqr.net』まで!

 

【一発逆転!飛べサルクロスカウンター】

金曜日は、社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」から福本ヒデさんと松下アキラさんが登場! 最近のニュースを笑いに変えてお届けする「ニュースペーパー on Radioをお届けします。

アベさんがパーソナリティを務める番組「しんちゃんのオールナイト美しい国ニッポン」では、舛添ヨウイチさんがゲスト! 現在、どこに行っても叩かれるというヨウイチさんは、 "巻き添えヨウイチ"となってストレス発散!? 笑いが絶えないネタのオンパレードとなりました。

次回登場は6月24日です。お楽しみに~

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【ザ・ニュースペーパー公演のお知らせ】

6月11日(土)~19日(日)、新宿末廣亭 夜の部に出演

6月13日(月)横浜にぎわい座

7月12日(火)~22日(金)銀座・博品館劇場で行われます。

 

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